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台湾『米軍人駐在』めぐり中国が反発 「軍事関係進めることに断固反対」

 台湾をめぐる、米国と中国の緊張が高まっている。米国は、中国による「武力統一」を阻止するため、米軍艦艇を毎月台湾海峡を通過させている。中国はこれに反発したのか、台湾海峡の中間線を越えて戦闘機を侵入させた。台北市内にある米代表機関「米在台協会(AIT)台北事務所」の米軍人による警備をめぐっても、中国は激しく噛み付いた。

 「いかなる形式であれ、米国と台湾が軍事関係を進めることには断固反対する」

 中国外務省の耿爽副報道局長は4日の記者会見で、こう発言した。

 AIT台北事務所の報道官が3日、2005年から米海兵隊を含む軍人が駐在していることを明言したことを受けたものだが、そもそも、中国が台湾への野望をあらわにしたことが背景にある。

 中国の習近平国家主席は今年1月、台湾統一を確実にするための選択肢として「軍事力の行使」を排除しないと言明したのだ。現に、中国軍の「殲(J)11戦闘機」2機が3月31日夜、台湾海峡の中間線を越えて台湾本島側の空域に侵入した。

 AIT台北事務所の新庁舎は5月から本格稼働するが、米海兵隊員が堂々と警備にあたるようになれば、ドナルド・トランプ政権の「台湾を中国に渡さない」という決意を示すことになる。

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