記事詳細

【日本の元気 山根一眞】久々に印刷しようとすると…悩ましい「インクジェットプリンター」 (1/2ページ)

 私の書斎には数台のインクジェットプリンターがある。このプリンターはインクを加熱し泡にして、小さなノズルからプリント用紙に吹きつけるので、この名がついている。ジェットとして1秒間に数万個吹き出す「バブル(泡)」のサイズは1ピコ(1兆分の1リットル)に域に達している。

 高画質はこの泡ジェットのとてつもない技術進化のおかげで、私が別に使っているビジネス用カラーレーザープリンターの画質は、その足元にもおよばない。だがこの超技術、「実用」の域を超えていると思うようになって久しい。

 最近苦渋を味わったのがA3判のインクジェットプリンターだ。A3判プリントの迫力は圧倒的で、これで印刷した写真をプレゼントすると、とても喜ばれる。だが、そういうプリントの機会はたまにしかない。これが問題を引き起こす原因だ。

 久々に印刷しようすると、色がかすれておかしく、一部は印刷されず、無数の線で汚れるなど最悪の仕上がりとなる。しばらく使っていないとインクがノズルに固着し詰まってしまうのだ。

 そこで、ヘッドクリーニングだ。この作業、インクをヘッドから大量に吹き出して詰まりを洗うのだが、問題が解決しない場合は強力クリーニング、つまりインクをさらに大量に吹き出さなくてはいけない。これを繰り返すうちに「インクがなくなりました」とメッセージが出るのだから青ざめる。

 私が使っているプリンターのインクカートリッジ(純正品)は6色で約7000円もする。一滴でも節約したいのに、ヘッドのお掃除だけで高価なインクが吹き飛んでいく。千円札でヘッドを掃除しているようなものだ。クリーニングは、別の安価な洗浄液で洗う仕掛けにしてほしいが、そういうユーザーの立場を考えた技術努力は聞いたことがない。

関連ニュース