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【勝負師たちの系譜】「ゆく人くる人」藤井聡太七段と競った実力者が新四段に 世代交代の春 (1/2ページ)

 年度が終われば将棋界も「ゆく年くる年」同様、引退する棋士がいて、新四段となって、将棋界に入る棋士がいる。

 平成30年度の引退者は、フリークラス10年の規定を終えた、高田尚平七段一人だった。順位戦のC級2組から降級すると、10年もしくは60歳の定年がある。

 高田は1962年生まれ。中学3年で奨励会に入り、89年、26歳で四段になった。

 30年に亘る現役生活の中で、3手目に▲7八金と上がる新戦略を編み出し、著書も残しているが、彼の真の功績は海外普及であろう。

 東南アジアを中心に、時間が取れれば自費で普及に出かけた。特に誰も行かないニュージーランドには何度も足を運び、南半球での普及に努めた。

 現在、日本将棋連盟は、3年に一度『国際フォーラム』と称して、世界大会を開催しているが、回を追うたびに参加国が増えているのは、こういう使命感に燃える棋士個人の功績が大きいからだ。

 来る人は、年に4人の新四段だが、半年に1回のリーグなので、平成30年度後期の昇段者は2人である。

 一位での昇段者は、井上慶太九段門下の出口若武(わかむ)新四段で、14勝4敗。次は畠山鎮(まもる)七段門下の黒田尭之(たかゆき)四段の13勝5敗だった。

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