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河野外相が李首相、王外相と会談 習主席6月来日向け調整

 河野太郎外相は15日、中国・北京で李克強首相、王毅国務委員兼外相と個別に会談した。6月に大阪で開くG20(20カ国・地域)首脳会合に合わせた習近平国家主席の来日に向け、調整加速を確認。政府要人の往来活発化を通じ、関係改善を進める方針で一致する見通しだ。

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、中国が続けている食品輸入規制についても協議。両国の協力関係をどれだけ広げられるかが焦点となる。

 日中間には沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海情勢の緊張緩和や、ガス田共同開発に関する交渉再開の課題もある。

 会談で河野氏は、食品輸入規制をめぐって昨年、中国が一部を緩和したことを踏まえ、全面的な解除を求める構え。世界貿易機関(WTO)の上級委員会で日本が韓国に逆転敗訴した影響を避けたい考えだ。

 中国側は、巨大経済圏構想「一帯一路」に基づき、第三国でのインフラ開発へ協力を要請するとみられる。

 双方は、習氏訪日へ調整を図る方向。北朝鮮の非核化に向けた連携で一致する見込みだ。(共同)