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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】世界の多くは12段階…日本と台湾だけが「10段階の震度階」 国によって違う震度のスケール (1/2ページ)

 地震のマグニチュード(M)と震度は、ときどき間違われる。

 Mは世界共通の数字で「地震そのものの大きさ」だ。ひとつの地震でひとつの数値しかない。

 世界最大の地震は1960年のチリ地震で9・5、2011年の東日本大震災(地震名は東北地方太平洋沖地震)で9・0だった。小さいものは0以下のものもある。感度の高い地震計で、震源に近いとマイナス1や2でも捉えられる。

 一方、震度は「その場所での揺れ方」だ。震源地やその周辺で、どんな被害が出ているかの見積もりに大切なものだ。

 同じ地震でも、場所が違えば違う数値になる。18年の北海道地震のように大地震で震源に近いところでは震度7になるし、遠くに行くにつれて数値は下がり震度0になる。震度0とは、人間には感じないが地震計にだけは感じる揺れだ。

 じつは、震度のスケールは国によって違う。日本は7から0までだ。1996年から6と5の強弱が別になったから、全部で10段階になる。「気象庁震度階」である。

 だが、世界的には0はなく1からの12段階になっている国が多い。

 震度には何種類もある。「改正メルカリ震度階」「メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク震度階」「地震烈度」「ロッシ・フォレル震度階」「ヨーロッパ震度階」などがある。

 たとえばヨーロッパ震度階はヨーロッパ各国で使われている12段階のものだし、メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク震度階はやはり12段階で、ロシアなどのCIS諸国やイスラエル、インドなどで使われている。改正メルカリ震度階はやはり12段階だが、米国や韓国で使われている。また地震烈度は中国で使われている12段階の震度階だ。同じ12段階でも、微妙に違うのである。

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