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スリランカ連続爆破テロ 邦人1人死亡、死者290人に イスラム教徒13人を拘束

 スリランカの連続爆破テロをめぐり、日本外務省は22日、日本人1人が死亡し、4人が負傷したことが確認されたと明らかにした。日本政府関係者によると、死亡したのは現地在住の女性で高橋香さん。地元メディアによると、警察当局者は22日、死者が290人に上ったと述べた。負傷者は500人以上。爆破のほとんどは自爆テロで、当局はイスラム教徒の計13人を拘束、事情を聴くなどして実行犯の身元や動機、背後関係の捜査を続けている。

 日本政府関係者によると、日本人負傷者4人のうち1人は現地の日本大使館員。KDDIは出張中の男性社員1人が巻き込まれ、負傷したと明らかにした。

 スリランカでは今回のテロを受け、宗教間の対立が激化する懸念が出ている。犯行声明は出ていないが、当局はイスラム過激派が関与しているとみており、2009年5月の内戦終結以降、安定していた治安が揺らぐ恐れもある。

 警察当局は今回の事件前に、イスラム過激派によるキリスト教会攻撃の可能性があることを把握していたとの情報もある。当局がテロを阻止できなかったことの責任を問う声も高まりそうだ。

 事件は21日午前、コロンボ、西部ネゴンボ、東部バティカロアにある三つの教会と、コロンボ中心部の三つのホテルで相次いで爆発が起きた。さらにコロンボ郊外のホテルで爆発があり、住宅地で警官が職務質問をした容疑者が自爆して警官3人も死亡した。警察当局者によると外国人は少なくとも35人が死亡した。