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池袋事故、87歳元官僚は“上級国民”だから逮捕されない? ネットで批判 高橋裕樹弁護士「実刑あり得る」 (2/2ページ)

 元警視庁刑事の吉川祐二氏は「前提として、飯塚元院長が容疑者であることに変わりはない。本人が骨折などのけがを負っていることや、精神的なダメージが残っている可能性もあることから、留置場に入れてしまうと予期せぬ事故につながりかねないと判断したのではないか。今後、回復を待って逮捕する可能性はある」と指摘する。

 「逮捕された場合も、勾留はされないのではないか」と話すのは弁護士の高橋裕樹氏。

 18年5月、神奈川県茅ケ崎市で90歳の無職女性が運転する乗用車が交差点で歩行者4人をはね、死傷させた事故では、神奈川県警が自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で女性を逮捕したが、横浜地裁が横浜地検の勾留請求を却下。女性は釈放され、任意の捜査に移行した。

 今回の事件が刑事裁判に発展した場合の展開について、前出の高橋氏は、「飯塚元院長が言うように乗用車に機能的な問題があったのか、もしくは自身の認知機能が低下していると知っていながら運転に踏み切ったのかなど、事故の原因が争点になるだろう。場合によっては高齢者でも実刑判決を受ける可能性はある」と解説する。

 2人の命が奪われた事実は重い。

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