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【編集局から】爆破テロ起きたスリランカ 「有望な投資先」評価の一方で債務負担拡大も

 日本人を含む300人以上が死亡するという痛ましい爆破テロ事件が起きたスリランカ。数年前から、複数の企業経営者がスリランカについて「有望な投資先」「これからはスリランカ」と話していただけに、驚きも大きいものでした。

 「注目しているのは中国でもインドでもなく、スリランカ」と明言する社長もいれば、別の会社経営者も「人材の質やライフラインの充実ぶり、税金の安さなど投資先としても魅力的」として、現地への投資を検討すると話していました。

 気になって調べてみたところ、2009年に内戦が終わった後、治安は安定し、外国からの投資も積極的に受け入れているということで、日本でも不動産などスリランカへの投資を募るセミナーが相次いで開かれていました。

 その一方で、前政権時代に中国の「一帯一路」構想に乗って融資を受けたところ、債務負担が膨らみ、港湾の権利を中国に明け渡したとも伝えられるなど、必ずしもよいニュースばかりではありませんでした。

 今回のテロを受けて非常事態宣言が出されるなど、観光業や投資への打撃は当面避けられない様子ですが、一日も早く落ち着くことを願ってやみません。(N)