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【室谷克実 新・悪韓論】現職大統領も逆さまの小旗を振った… 国旗を描けない韓国「愛国者」たち (2/2ページ)

 今年4月初旬、ソウルで開かれた第1回韓国・スペイン戦略対話では、会場に掲揚された太極旗の全面に深い畳みシワがあった。

 会場設営の時点で、それは分かるのだから、すぐに取り換えればいい。それなのに取り換えないまま会議を開くとは、まさに公務員の怠慢だ。

 自分の国では、かく国旗を粗末に扱っているのに、文大統領の米国訪問の際、米儀仗(ぎじょう)隊がささげていた太極旗の紺色の部分が色あせているのを見つけるや、韓国人は火病を起こした。そして外交ルートで「新しい旗への取り換え」を要求した。

 もっとも韓国の保守系ネットには、「紺色が色あせたのは、ブルーチームではなくなったからだ」「2分間会談の文さんはまた訪米するつもりなの」といった手厳しい書き込みが載った。

 太極旗のデザインは「八卦」と「風水」といった思想に基づくのだが、崔在天(チェ・ジェチョン)梨花(イファ)女子大名誉教授は、朝鮮日報(16年2月7日)に寄稿したコラムで、「太極旗には、洗練されたデザインと奥深い哲学が共存している」と自慢するのにとどまらず、「日の丸の生意気な野心とは次元が違う」と妄言まで吐いた。

 ならば、こちらも言おう。

 朝鮮日報(04年1月26日)に載った写真「最古の太極旗の絵」には「大清国属高麗」の文字が見えることを、崔教授はどう思うのか。いや、漢字が読めないのなら仕方がないか。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。

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