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【解剖 政界キーマン】「私の政治家としての信条ですから」安倍晋三首相、憲法改正へ「数」と「公明党」の壁… (1/2ページ)

 「たとえ自分が総理になれなくても、誰か他の人を支えてでも憲法改正はやりたい」

 これは、第2次安倍政権が発足(2012年12月)する直前、私が一対一で「保守」について取材したときの、安倍首相の言葉だ。

 さらに、安倍首相は14年衆院選の投開票日、私が出演していたラジオ番組で、それまでの慎重な言い回しを一転させて、次のように明言した。

 「憲法改正は、私の政治家としての信条ですから」

 自民党総裁任期が最後の3期目に入った現在、安倍首相は総仕上げの中で、この憲法改正と向き合わなければならない。

 憲法改正案の発議に必要なのは、衆参それぞれ3分の2の賛成だ。そこで、今夏の参院選が大きなヤマとなる。

 「安倍首相が最後にこだわっているのは3つ。『憲法改正』と『北方領土』『北朝鮮の拉致問題』だ。外交は現状でいろいろな手を打てるが、改憲は数という高いハードルがある」(安倍首相側近議員)

 3分の2を目指すなら、改選議席のうち自民党とそれ以外の改憲勢力合わせて87議席を獲得しなければならない。簡単な数字ではない。

 「これまでの自民党調査では、1人区でも比較的いい戦いをしているが、自民・公明・日本維新の会など合わせても87には届いていない。勝敗ラインについて自民幹部は公に『与党で過半数』などと言っているが、それは改憲を目指すという本当の勝敗ラインじゃない」(細田派幹部)

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