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フェルメール作品、別人が上塗り幻のキューピッド描く

 ドイツ・ドレスデン国立古典絵画館は7日、同館が所蔵するヨハネス・フェルメール(1632~75年)の作品「窓辺で手紙を読む女」の上部に、キューピッドが描かれていたが、フェルメールではなく、後に別人が上塗りしたことが明らかになった、と発表した。

 オランダ17世紀の黄金期を代表する画家、フェルメールの現存する作品は三十数点とされている。手紙と女性を題材にした作品を6点残しており、「窓辺で手紙を読む女」は最初の1枚とみられている。絵画の中に額装絵画(画中画)を描く手法を好んで用い、大阪市立美術館(大阪市天王寺区)で開催中の「フェルメール展」(12日まで)に出品中の「恋文」などにも同様の手法がとられている。

 「窓辺で手紙を読む女」については、1979年のエックス線調査ですでに、キューピッドの額装絵画が描かれていることが明らかになっていた。一昨年春から本格的に始まった修復作業の過程でエックス線や赤外線を使った最新調査などから、キューピッドが塗り込められたのは、絵画作成の数十年後、フェルメールの死後であることがわかり、本人による上塗りではないことが判明した。