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二階氏「党内融和」演出 大阪W選と衆院補選で連敗、参院選は幹事長続投への試金石 (1/2ページ)

 自民党二階派(志帥会、43人)を率いる二階俊博幹事長は9日、都内で開いた同派の政治資金パーティーで、夏の参院選に党の総力を挙げて臨む考えを重ねて示した。自民党は4月の大阪府知事・大阪市長のダブル選と衆院大阪12区、沖縄3区の両補欠選挙で敗れた“負の連鎖”を断ち切りたいところ。二階氏にとって、参院選の勝敗は幹事長職の続投を左右する試金石となるとの見方もあるだけに、危機感も強い。

 「内外に極めて重要な問題が山積している。われわれには一つ一つ丁寧に答えていく義務がある」

 二階氏はパーティーで、党が安倍晋三政権を支え、政治の安定化に取り組む意向を訴えた。

 来賓として駆けつけた安倍首相も「こういう人を大黒柱という。自民党の安定感はまさに二階氏が幹事長であるからこそだ」と持ち上げた。首相は、2月の自民党大会で口にしたフレーズを再び使いながら「(かつて)民主党政権が誕生し、混迷を極めた。悪夢が舞い戻ることのないように参院選に勝ち抜く」とも語った。

 二階氏は平成28年8月、歴代最年長の77歳5カ月で党幹事長に就任した。昨年9月の党総裁選では「連続2期」までだった総裁任期を「連続3期」に延ばす党則改正を主導して首相の連続3選の流れを作った。

 今年に入り、連続4選の可能性について言及したのも「首相のレームダック(死に体)化を防ぐための高度な判断」(政府高官)との見方もある。