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二階氏「党内融和」演出 大阪W選と衆院補選で連敗、参院選は幹事長続投への試金石 (2/2ページ)

 しかし、最近は両者の足並みがそろわない場面もみられた。4月の大阪ダブル選では、憲法改正で協力を仰ぎたい日本維新の会への配慮から、首相や菅義偉(すがよしひで)官房長官は選挙応援に入らず静観した。自民推薦候補はいずれも敗れ、二階氏は「(官邸の)サボタージュがあったとすれば、けしからん」と非難した。

 今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥年選挙」で、選挙疲れから地方組織の動きが鈍るとされる。12年前の第1次安倍政権下では「消えた年金問題」などで大敗を喫している。二階氏は二の舞いを避けるため、党と官邸との足並みをそろえ、引き締めを図りたい考えだ。

 パーティーには、岸田派(宏池会、49人)を率いる岸田文雄政調会長ら各派の領袖(りょうしゅう)も出席した。岸田派は旧民主党出身の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=が二階派に入り、岸田派の議員が所属する同区をめぐって対立している。しかし岸田氏は「二階氏の下、心を一つに政治決戦に臨まなければならない」と訴え、党内融和を演出した。

 衆参同日選もささやかれる中、自民党を勝利に導けば、二階氏の「次」も見えてきそうだ。(産経新聞)