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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】文大統領の任期満了時の朝鮮情勢が予想できない… 正恩氏との連携で韓国は信頼を完全に失った (2/2ページ)

 さらに、「皇帝が住む宮殿に近い場所ほど文明的」である中華思想と儒教の理論に従えば、北朝鮮は無条件に「韓国より文明的」である。そこに、核兵器とICBM(大陸間弾道ミサイル)も加われば、ジャックナイフに憧れる「永遠の中二病患者」たちは狂喜乱舞するはずだ。

 文氏が「従北」と言われるほど、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮を利するように振る舞う理由も見えてくる。

 ちなみに、李承晩同様、北朝鮮の「建国の父」金日成も、実際にはソ連の傀儡だった。45年10月に平壌(ピョンヤン)で開催された「ソ連解放軍歓迎平壌市民大会」の壇上に、当時33歳の金日成が初めて姿を現したとき、後方にはソ連軍幹部が陣取っていたという。

 金王朝の後継者である正恩氏は、国民が餓死や凍死しても、「核とミサイル」の火遊びをやめられない。そんな正恩氏との連携を進める文氏は、日米両国だけでなく、「マトモな国」の信頼を完全に失った。

 3年後、文氏が任期満了を迎えるとき、朝鮮半島情勢は今と様変わりしている可能性が高い。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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