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【解剖 政界キーマン】二階俊博・自民党幹事長 政局を手中に収める“変幻自在”な発言が波紋を広げ… (1/2ページ)

 このところ、自民党の二階俊博幹事長の変幻自在な発言が波紋を広げている。「安倍晋三首相の4選もあり得る」「(菅義偉官房長官は党総裁に)十分耐え得る人材だ」…。それが、安倍首相を守るためなのか、はたまた「安倍降ろし」なのか…。

 真意は分からなくとも、はっきりしているのは二階氏の政権内や党内での存在感が大きく増していることである。「ことを運ぶためには、すべて二階氏を通さなければならないという無言の威圧を党内に生み出している」(自民党ベテラン議員)のだ。

 二階氏が積極発言をし始めた背景には、官邸や安倍首相との微妙な距離が見て取れる。二階派議員がいう。

 「福岡県知事選の推薦問題を、安倍首相が麻生太郎副総理兼財務相と先行して決めたり、二階派で事件を起こした田畑毅元衆院議員の離党処分を官邸主導で決めるなど、二階氏の頭越しが多かった。次の党役員人事では、総裁任期最後に入った安倍首相の求心力を高めるために、幹事長を首相側近に代えるという噂も出ている。幹事長にこだわる二階氏が、安倍首相や官邸を牽制(けんせい)していると見るべきだろう」

 考えてみれば、「安倍4選発言」は、本気ならばタイミングが早過ぎる。結局、世論の反発を買い、メディアの世論調査では過半数が「4選反対」と答えるに至った。安倍首相は「(4選は)ない」と公言せざるを得なくなった。

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