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【スクープ最前線】トランプ氏、対北発言変化は『悪の枢軸』への警告か イラン近海に原子力空母派遣 米情報当局関係者「北が『核』を売る危険ある」 (2/3ページ)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の仲介もあり、トランプ氏は昨年6月、シンガポールで正恩氏との米朝首脳会談を行い、「北朝鮮の非核化」で合意したが、まったくのウソだった。北朝鮮に「非核化」の意思はなかった。今年2月にベトナムで行った再会談は決裂。トランプ政権は「南北朝鮮にダマされた」と激怒し、北朝鮮と韓国への不信感を強めている。

 こうしたなか、北朝鮮が「瀬戸際外交」に先祖返りした。

 トランプ氏は9日、「われわれは極めて深刻にみている」「(ミサイル発射は)誰もハッピーではない」と、ホワイトハウスで記者団に語り、露骨に顔をこわばらせて、強烈な不快感を示した。

 ところが、トランプ氏は翌10日、政治サイト「ポリティコ」のインタビューで、「(北朝鮮の弾道ミサイルは)短距離なので(正恩氏による)信義違反とはみなさない。ありふれた短距離ミサイルで、ごく普通のものだ」と述べ、問題視しない考えを示した。

 正恩氏への信頼を失ったかという質問にも、トランプ氏は「現時点でそういうことはない」と強調した。

 米国の同盟国である日本も当初、「ミサイル発射は国連安保理決議違反で遺憾だ」と厳重抗議したが、その後は米国と同様のポジションをとっている。

 一体どういうことなのか。

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