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【スクープ最前線】トランプ氏、対北発言変化は『悪の枢軸』への警告か イラン近海に原子力空母派遣 米情報当局関係者「北が『核』を売る危険ある」 (3/3ページ)

 米国は5日、原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群をイラン近海に派遣し、「死の鳥」の異名を持つ米戦略爆撃機「B52」の部隊を中東に派遣すると発表した。米NBCテレビは9日、イラン指導部が中東の複数の武装勢力に対し、米軍の要員や施設への挑発行動を指示したとの情報が引き金の1つだったと伝えた。

 マイク・ポンペオ米国務長官は9日の声明で、「(イランの)いかなる攻撃にも即座に断固とした対応を取る」と牽制(けんせい)した。

 米国とイランの軍事衝突もあり得る事態だが、実は、北朝鮮とイランは密接な関係がある。米国はブッシュ政権時代、両国とイラクを「悪の枢軸」と名指しで批判していた。

 以下、旧知の米情報当局関係者の話だ。とくとお聞きいただきたい。

 「米国は、北朝鮮とイランのすべてを監視・傍受している。両国は『核・ミサイル開発』でひそかにつながっている。イスラエルの情報当局から『北朝鮮とイランが、反トランプで手を組み、悪魔の反米軍事同盟を結ぶ危険な兆候がある』と警告された。北朝鮮が『核・生物・化学兵器』をイランに売る危険がある。米国はこれを断固阻止する」

 トランプ氏の対北発言の変化は、決して融和姿勢ではなく、「悪の枢軸の復活」を許さない警告なのかもしれない。

 ■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。

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