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恐怖の「十一叉路」でも事故が起きないワケ 東京都江戸川区の菅原橋交差点 (1/2ページ)

 痛ましい死亡事故が相次いで報じられている。いずれも見通しの良い道路や交差点で発生しているが、実に「十一叉路」と呼ばれる東京都内の交差点では、意外にも「事故を目にしたことがない」と地元の人は声をそろえる。一体なぜ事故が起きないのか。

 JR総武線の新小岩駅から徒歩20分ほどのところにある江戸川区の菅原橋交差点は、環七通りにつながる千葉街道や京葉道路につながる同潤会通りなど大小11の道路が集中している。

 周囲にはファミリーレストランやホームセンターもあり、交通量は比較的多い。車が頻繁に通る6本の道路には信号機が設置されており、地名板が他の信号機に重なって隠れるほどだ。

 徒歩で交差点を1周するには5つの横断歩道を渡る必要がある。交差点でスマートフォンの地図アプリと格闘中だった村松千津子さん(70)は、「え!? 11も道路あるの? ビックリ~。ちょっと道が分かりにくいわね」。聞けば江戸川区内に引っ越して3カ月ほどなのだという。

 信号機には矢印表示もなく、行き交う車を見ているだけでヒヤヒヤするが、地元の人に聞いてみると、交差点での事故はあまりないという。

 「ここで生まれ育ったけど、不思議と事故は見ないね。複雑な交差点だから減速気味だし、目の前に交番もあるからね。皆、割と安全運転だよ」と話してくれたのは、交差点の一角で飲食店を営む前田有花さん(42)。近くで働く40代男性も「事故は見たことないねぇ」と声をそろえる。

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