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【国を守る覚悟】韓国・文政権の「反日」姿勢は理解不能だが… 自衛隊と韓国軍の緊密連携は必要 (2/2ページ)

 安全保障の分野では、日本と米国は日米同盟、韓国と米国は米韓同盟、日韓間には日韓秘密軍事情報保護規定(GSOMIA)が締結されている。朝鮮半島有事の際、日米韓は連携して対処せねばならない。友好国軍として敬意を払ってきた、私の知る韓国軍はどこへ行ったのか。

 日本では「韓国軍はもはや、友好国の軍隊ではない」という意見も出ている。気持ちは分かるが冷静に考えてほしい。

 どこの国の軍隊も、最高指揮官の命令には逆らえない。逆らうことはクーデターを意味するからだ。韓国軍の現在の最高指揮官は「反日」の文大統領である。鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は「知日派」の大臣だが、すべてを承知のうえで、苦渋の嘘をつかざるを得ないのではないか。

 日本政府は、韓国に一歩も譲ることはない。ただ、戦略的に韓国とは直接交渉せず、国際社会に韓国の理不尽さを訴えていくべきだ。直接交渉は韓国国民に火をつけ、北朝鮮を喜ばすだけだ。

 一方で、自衛隊と韓国軍はOBを含めて、緊密に連携をしておく必要がある。北朝鮮という軍事的脅威は存在している。自衛隊と韓国軍が緊密に連携していくことで米軍に安心感を与え、東アジアの平和と安定に関与する環境が整う。

 ■火箱芳文(ひばこ・よしふみ) 1951年、福岡県生まれ。74年3月、防衛大学校(18期生)卒業後、陸上自衛隊に入隊。普通科(歩兵)幹部として幹部レンジャー課程などを経て、第1空挺団中隊長(習志野)、陸上幕僚監部幕僚などを務めた。2009年3月に第32代陸上幕僚長に就任。東日本大震災では陸幕長として震災対応に当たる。11年8月に退官。現在、安全保障懇話会理事長、国家基本問題研究所理事、偕行社理事、筑波大非常勤講師、全日本柔道連盟理事などを務める。柔道5段。著書に『即動必遂』(マネジメント社)。

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