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【国を守る覚悟】日本の平和を守るため…自衛官が誇りを持って任務に当たる環境を 憲法9条改正の必要性 (1/2ページ)

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 「令和」最初の憲法記念日となった3日、都内では憲法改正推進派と護憲派の集会が開かれた。筆者は、改憲派の集会「公開憲法フォーラム」に参加して、各界の主張を印象深く聴いた。

 まず、安倍晋三首相がビデオメッセージで、「違憲論争に終止符を打ち」「すべての自衛隊員が、強い誇りをもって任務に全うできる環境を整える」として、「憲法9条に自衛隊を明記する」と力強く述べた。

 次いで、中曽根康弘元首相が代読メッセージで、「日本が憲法改正を成し得なかったのは、戦争と敗戦の影響が国民の厭戦(えんせん)感と重なり、大きな壁となった」「政治は正面から改憲に取り組むことを避け、憲法の行間を読むことで、現実との整合性を図ってきた」「国民の手による国民のための憲法制定を」と呼び掛けた。

 さらに、ウクライナの留学生、ナザレンコ・アンドリー氏が、注目すべき講演をした。次のような内容だった。

 「ウクライナでは、ロシアによるクリミヤ侵攻と併合、その他の地域でも武力衝突による悲惨な状況が継続している」「原因は、1991年にソ連から独立した際、核兵器の放棄と軍隊の大幅縮減、他国と軍事同盟を締結しなかったからだ」「戦争を言葉で止められるなら教えてほしい」「抑止力なくして平和を得た国はない」「日本の護憲派の主張は、ウクライナが犯した過ちと酷似している」

 一方、護憲派の集会には、日本維新の会を除く野党党首が出席し、以下のように語ったそうだ。

 「憲法9条は日本、世界の宝。自衛隊を憲法に明記することを許してはいけない」「自衛隊を明記すれば、海外派兵も徴兵制も核武装さえ可能にする。歯止めのない軍事大国への道は拒否する」

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