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安倍首相の怒りと執念、そして北が示唆した条件とは? 米に「拉致解決」迫られ…北朝鮮、水面下で日本側と接触か (3/3ページ)

 トランプ氏は来週末、「令和」初の国賓としてメラニア夫人とともに来日する。安倍首相とは首脳会談やゴルフ会談を通じて、今後、北朝鮮とどう対峙(たいじ)するかを話し合うとみられる。

 前出の日米情報当局関係者は、「米国は、巧妙に『アメとムチ』を使い分けている。北朝鮮が『死神』と恐れるジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らが強硬姿勢を貫く一方、スティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表などが融和姿勢を見せている。北朝鮮に対し、『貴国は(日米と組めば)高句麗のような国になれる』とも持ち上げたという。高句麗は紀元前1世紀ごろから、現在の中国東北部南部から朝鮮半島の大部分を支配した大国で、正恩氏の優越感をくすぐるものだ」という。

 こうしたなか、存在感が低下しているのが文在寅(ムン・ジェイン)大統領率いる韓国だ。

 「北朝鮮は2月の米朝首脳会談後、トランプ政権の厳しい対応を見誤った韓国を『信頼できない』と突き放した。米国も最近、文政権は『北朝鮮より、中国に近い』と分析している。日本は韓国海軍駆逐艦のレーダー照射事件や、いわゆる『元徴用工』の異常判決などもあり、文政権と距離を置いている」(日米情報当局関係者)

 トランプ氏の来日を受けて、日朝首脳会談や拉致問題が大きく動いた場合、夏の参院選に合わせて行われる可能性がある「衆参ダブル選挙」にも影響しそうだ。

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