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“ノーベル賞受賞”本庶佑氏、寄付200億円を拒否! 「常識的にあり得ない」小野薬品を批判

 ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の本庶佑特別教授は27日、大阪市内で講演し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許料率に関する契約を巡り、小野薬品工業が京都大へ提示した寄付額が200億~300億円だったと明らかにした上で「(少なすぎて)常識的にあり得ず拒否した」と述べた。

 関西経済連合会の総会に招かれた講演で語った。小野薬品は料率の引き上げの代わりに研究者の育成などを目的とした寄付を提案していた。また本庶氏は契約について「信じられない虚偽説明があった」と小野薬品を改めて批判した。

 本庶氏は、契約締結時に小野薬品が、本庶氏自身と京都大側にそれぞれ異なる説明をしていたなどと主張。「事実に基づかない説明で異常に低い特許料を押し付けるのでは、わが国の製薬企業に将来はない」と指摘した。

 小野薬品は「講演の内容を承知しておらず、コメントできない」(広報担当者)とした上で、本庶氏との話し合いは継続したいとした。

 本庶氏は今年4月に記者会見を開き、小野薬品に対して特許料率の見直しを要求。その後、提訴の検討も表明している。

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