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【富坂聰 真・人民日報】「一帯一路」成功へ中国がしたたかな変化… 日本人の“失敗必至”の見方は短絡的すぎる! (1/2ページ)

 中国が進める経済圏構想「一帯一路」。

 4月27日から北京では、第2回「一帯一路」国際協力ハイレベル・サミットが開催され、日本からは自民党の二階俊博幹事長が安倍首相の親書を携えて出席した。

 米中の対立が先行き不透明な状態が続いているため、日本の関心は昨秋の盛り上がりには及ばないものの、依然として世界の注目度が高いことは間違いない。

 以前にもこの連載で書いたとおり、理由は中国のアイデアやリーダーシップが優れているからではない。

 世界を見回したとき、国民の平均年齢が低く、消費の潜在力を秘めていて、発展途上から新興国レベルの国が集中しているのが「一帯一路」だからだ。

 先進国の経済が行き詰まる中、中国の次に来る成長エンジンを求めるなら、ここが有力候補地であることは疑いようもないのである。

 そして、エンジンに着火するか否かを考慮すれば、投資を誘導して集中させる「一帯一路」が有効なのだ。

 日本がこれに協力しようがしまいが、この流れが変わることはない。

 中国がこの構想を何が何でも成功させたいという姿勢は、世界の「一帯一路」への批判に素早く対応する修正力を見ている点からもよくわかる。まさに「債務の罠」批判を気にした修正が随所に見られた。

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