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【国防最前線】日米首脳が護衛艦「かが」乗艦の“すごさ” 米軍将兵、自衛官の士気を高めた「トランプ演説」 (1/2ページ)

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 ドナルド・トランプ米大統領は5月28日、海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)に停泊する海自最大のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」に乗艦して、安倍晋三首相とともに日米隊員を激励した。

 これは大きなインパクトがある。

 まず、対外的には「日米同盟の強い絆」を示したことだ。「日本にちょっかいを出せば、米国が黙ってはいない」と思わせ、わが国の抑止力を強めた。「ゴルフ外交」も「炉端焼き接待」も、決して無意味ではない。

 一方、トランプ氏は日本を守るというより、「ともに地域の安全に寄与する」という感覚であり、自衛隊による「防衛力のより成熟した形」を求めていることが分かった。短距離滑走で離陸と垂直着陸ができる最新鋭ステルス戦闘機「F35B」の購入に改めて言及したのは、その証左だろう。

 「日本は同戦闘機の格好のマーケットになっている」と批判的にいう向きもある。その側面は否めないが、同機の特徴がステルス性のみならずネットワーク化も大きいことからも、共同運用性の将来像を示唆している。太平洋あたりに自前の空母を遊弋(ゆうよく)させようとしている中国にとっては、野望をくじかれる今回の横須賀来訪であった。

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