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【山口那津男 本音でズバッと】川崎20人殺傷…全国で子供たちの安全確保に努める トランプ大統領夫妻、令和初の国賓来日 (1/2ページ)

 川崎市多摩区で先月28日、スクールバスを待つ児童らが襲われ、20人が死傷する痛ましい事件が発生した。罪もない児童と外務省職員が犠牲となり、10数人の児童が傷つけられた。強い憤りを覚える。

 ご遺族の皆さまには、心からお悔やみを申し上げます。被害者の方々には、一日も早い傷の回復を心よりお祈りいたします。

 「このような事件を根絶する方法はあるのか」と途方に暮れる人もいるだろう。まず、優先すべきは、児童たちの通学路の安全を確保し、早く落ち着いて学べる環境を整えることである。

 例えば、犯人が現場を下見した可能性が報じられている。スクールバスの発着場所を駅の直近に設けたり、不審者情報を警察と学校が共有しながら、通学路や学校周辺のパトロールを強化すべきだろう。政府や自治体、関係者が協力しながら対応できることがあると思う。

 併せて、政府は自治体と連携して、全国の学校の通学路安全点検と子供たちの安全確保策の確立に努め、二度と同様の事件が起こらないように取り組んでもらいたい。

 この事件に影響されてか、農水省の元事務次官が、引きこもりがちの長男を刺殺する事件が起きた。

 この長男は両親に家庭内暴力を振るい続け、「近所の学校の運動会がうるさい」と騒いで口論となり、元次官は「川崎のような事件を起こすのではないか」と不安にかられて犯行に及んだと供述しているそうだ。

 両事件とも、長い間、働かず家庭内に引きこもっている中年世代の課題が共通点である。

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