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日朝首脳会談の障害 金正恩氏から請求される「面会料」 (1/4ページ)

 安倍首相が7月に電撃訪朝する--。“令和初の来賓”として来日したトランプ米大統領の帰国後、政府内でそんな見方が急浮上している。

 トランプ氏は過密日程の中で拉致被害者家族15人と迎賓館で面会し、横田めぐみさんの母・早紀江さんに、「(めぐみさんと)きっと会えるよ」と語った。その直後に行なわれた共同記者会見で首脳2人は息の合ったところを見せた。

 安倍首相が「次は私自身が金正恩委員長と条件を付けずに会い、虚心坦懐に話をしたい」と日朝首脳会談への意欲を語ると、トランプ氏も、「拉致問題が首相にとって最優先課題なのはわかっている。米国は拉致被害者を帰国させるための日本の努力を支援する」と応じた。

 いまや安倍首相と金正恩氏は、「トランプ氏が世界でたった2人だけツイッターに悪口を書かない指導者」と言われるほど“信頼”を置かれている。そのトランプ氏に「金正恩との仲介の労を執る」と言われては安倍首相も退けなくなった。

 だが、日朝間には首脳会談の障害となる案件がある。

 2004年に行なわれた日朝首脳会談の際、当時の小泉純一郎首相は、先に帰国していた拉致被害者の蓮池夫妻と地村夫妻の子供たち5人を帰国させるかわりに、日本側は北朝鮮にコメ25万トンと医薬品の人道支援を約束した。だが、その後の関係悪化で支援物資は半分だけ送られ、残りは現在も日本国内の倉庫に保管されているとされる。日本外交筋の話だ。

NEWSポストセブン

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