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まるで“ガンダム”の世界 Amazon創業者ジェフ・ベゾスが抱く「宇宙文明」の野望 (2/4ページ)

 また後者のNew Glennは、2段または3段式の超大型ロケットであり、全長は最大95メートルにも及ぶ。これはイーロン・マスク氏のSpaceXの現主力ロケットである「ファルコン9」よりも大きく、アポロ計画の際に人類を月に送ったサターンロケット(全長約110メートル)に次ぐ大きさだ。初打ち上げは21年に予定されている。

 ◆月面基地・スペースコロニー建設も

 さらに、ベゾス氏の野望は月や太陽系に及ぶ。19年はアポロ計画による人類初の月面着陸から50周年になるが、彼は18年、月面に人類の恒久的拠点を作ることを発表。19年5月には輸送システムの核となる月面着陸船「Blue Moon」のコンセプトを発表した。3年前から検討が進められてきたという着陸船は4本足で小さな家ほどの大きさがあり、探査車や実験機器などに加えて、宇宙飛行士を乗せての着陸も視野に入れている。

 今後のスケジュールでは23年までの月面到達を目指しているとのことだが、この時間軸は先日トランプ政権がNASAに対して指示した「24年までの有人月面着陸」を意識したものだろう。実際、ベゾス氏も「Blue Moonをもとにした新しい着陸船が(NASAに)協力できるだろう」と発表するなど、関連するコメントをしている。

 そしてBlue Moonと同時に公表したのが、地球近くの宇宙空間に1兆人収容可能な円筒形のコロニーを作るというビジョンだ。ベゾス氏の指導教官である物理学者ジェラード・オニール氏の構想が大本にあるとのことだが、日本人の私たちにとっては、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズなどでみてきた世界観と似た印象も受ける。

ITmedia ビジネスオンライン

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