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【有本香の以読制毒】安全保障では「中国の嫌がること」が正解だ! いまこそ「日米豪印同盟」をさらに進化させよ (1/3ページ)

 おかげさまで、本コラムも連載50回を超えました。だからというわけではないのですが、タイトルを少しだけ変え、今回から「以読制毒」とさせていただきます。読者の皆さまの毒消しに、ご活用いただけたら幸いです。

 さて、岩屋毅防衛相が先週末、韓国国防相に行った弱腰対応が激しく批判されている。この批判は当然と思うが、筆者が、先週の安全保障関連で注目したのは、これとは別のまったく報道されない国際会議である。

 タイの首都バンコクで5月31日、日米豪印4カ国の高級事務レベル協議が行われた。テーマは、「自由で開かれた包摂的なインド太平洋」を推進するための共同努力について、である。

 この4カ国の枠組みは、2007年に設立されたもの。表向きは「非軍事同盟」とされているが、実のところは「中国包囲のための同盟」。発案者は、当時も日本の首相だった安倍晋三氏である。

 21世紀初頭にはすでに、中国の軍事的台頭への懸念は深刻なものとなっていた。これに対応、対抗する、アジア版NATOのような枠組みが必要ではないか、との考えから提案されたものだった。

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