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横浜逆走事故で浮き彫り…自動運転車両狙われるサイバーテロリスク 「制御系システムは古いOSが多く、侵入されると危険」 (1/2ページ)

 横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の新杉田駅で起きた逆走事故で、車両側の回路の一部が断線していたことが分かった。システムの脆弱さを露呈した形だが、交通インフラをめぐっては、サイバー攻撃による混乱も世界各地で起きている。東京五輪など世界的イベントを控え、対策が急務だ。

 シーサイドラインの運営会社によると、進行方向を指示する車両側の回路の一部に断線があった。同駅で折り返すため、進行方向が逆になったことがモーターに伝わらず、そのまま発車した可能性がある。自動列車運転装置(ATO)の地上側から車両側に送った指示が、モーターなどに正確に伝わったかを確認する仕組みはなく、同社は「システムに欠陥があった」としている。

 今回の逆走事故と同じような現象を何者かが故意に引き起こすことはできるのか。

 「一般論として、サイバー攻撃でシーサイドラインのような状況をつくり出すことは考えうる」と語るのは、自衛隊の初代サイバー防衛隊長で、情報セキュリティ会社「ラック」のナショナル・セキュリティ研究所所長を務める佐藤雅俊氏。サイバー攻撃に対する鉄道システムの脆弱性を次のように指摘する。

 「制御系システムは、独自のOS(基本ソフト)や古いOSをそのまま使用している場合が多く、OSのアップデートやパッチあてが難しいといわれている。このため、内部に侵入された場合、容易に攻撃される危険性がある。一方で事業者間で相互の乗り入れを行っているため、影響が拡大する傾向にある」

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