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安倍首相「衆参同日選」見送りのウラ 自民支持率が高水準・参院単独で優位確保 「11月解散説」が浮上 (1/2ページ)

 安倍晋三首相が、夏の参院選に合わせて衆院選を断行する「衆参ダブル選挙」を見送る公算が大きくなった。内閣や自民党の支持率が高い水準にあり、参院単独でも一定の優位を確保できると判断したとみられる。26日までの今国会の会期は延長せず、参院選は「7月4日公示-21日投開票」の日程となりそうだ。

 「現時点では、参院選勝利へ淡々と臨む」

 安倍首相は周囲に、こう語っているという。

 官邸関係者は「最近、安倍首相は機嫌が良く、何か吹っ切れたような印象を受ける。『腹は固まった』ということだろう」と分析した。

 安倍首相は12~14日の日程でイランを訪問した後、19日で調整している党首討論などの国会日程を踏まえ、来週前半に衆参同日選について最終決断する。

 今回の参院選は、自民党が過去最多の65議席を獲得した2013年参院選で当選した議員が改選を迎える。改選1人区を中心に苦戦するとして、衆院選との相乗効果や野党陣営の分断などが期待できる衆参同日選論が浮上していた。麻生太郎副総理兼財務相らが進言していたとされる。

 同日選の大義としては、「10月の消費税率10%への引き上げ延期」や「憲法改正の是非」「北方領土問題」「北朝鮮による拉致問題」などが指摘されたが、「安倍首相は以前から『(相手国に左右される)外交では政局日程、解散戦略は組めない』との基本姿勢を崩していない」(官邸関係者)という。

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