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痴漢に“安全ピン”アリ・ナシ論争激化! バッジに“撃退ハンコ”新商品も続々 (1/2ページ)

 痴漢されたら安全ピンで刺せとアドバイスされた-。ツイッターにこんなつぶやきが投稿されたのをきっかけに、痴漢の撃退法を巡る議論が、ネット上で注目を集めている。「傷害罪だ」という批判の一方、「誰も助けてくれない。自分で守らざるを得ない」と共感する声も。盛り上がりを受け、痴漢対策の商品開発を始める企業も現れた。

 きっかけは5月中旬の漫画の投稿。中学生の頃、電車で初めて痴漢に遭い、保健室の先生から「次は刺しな」と安全ピンを渡されたエピソードを紹介した。反響は大きく、「本当に怖いと声が出ないから必要」「参考にしたい」「刺されて逆上する人もいるのでは」など、さまざまな意見が一気に拡散。「傷害罪か、正当防衛か」を巡る意見も頻出した。

 性暴力被害者を支援する村田智子弁護士に尋ねると「手を振り払っても何度も触られた場合など正当防衛と認められる余地がないとはいえないが、傷害罪になる可能性があり、お勧めできない」という。

 一般社団法人「痴漢抑止活動センター」代表理事の松永弥生さんは、今回の議論を見て「痴漢に遭い続けてきた女性と、実態を知らない男性との間に大きな『壁』を感じた」と話す。特に男性は助けを求める困難さについて無理解という。

 松永さんによると、被害に悩む女性の間で安全ピンの携帯は古くからあった「護身法」。ただ、実際に刺すのは難しい。ツイッターには「私も持っていたけれど、間違って他の人を刺したらと思うと、できなかった」という体験談もあった。

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