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安倍首相がイラン最高指導者ハメネイ師と会談へ ロウハニ大統領と会談「米との軍事衝突、避けるべきだ」 (1/2ページ)

 安倍晋三首相は12日午後(日本時間同)、日本の首相では41年ぶりとなるイランを訪問し、ハサン・ロウハニ大統領と首都テヘランで会談した。会談では、米国との軍事的緊張の緩和に向けた建設的な対応を働きかけた。13日には最高指導者のハメネイ師とも会談する。1979年にパーレビ王政を打倒したイラン革命後、日本の首相との初めての会談となる。

 「中東の平和と安定は世界の繁栄に不可欠だ。何としても米国との武力衝突は避けるべきだ」

 安倍首相は、ロウハニ氏との会談でこう述べ、偶発的な軍事衝突回避に向けた決意を語った。イランをめぐる核合意を支持する考えも伝えた。

 これに対し、ロウハニ氏は「緊張激化の原因は、米国による経済戦争だ。それを止めれば、多くの前向きな変化が起きる。特に、原油禁輸制裁の停止を要求する。イランとしても戦争は望まない」と応じたという。

 一方で、会談後の共同記者発表では、硬い表情で「もし戦争が始まれば断固として対応する」と述べ、原子力空母などを中東に派遣し、圧力をかけるドナルド・トランプ米政権には屈しない姿勢も示した。

 予定を上回る2時間半にも及んだ首脳会談は、世界が注目した。

 米国務省のモーガン・オルタガス報道官は12日の記者会見で、安倍首相の取り組みを「すべて支持する」と述べ、軍事的衝突を避けるために挑発的な行動を控えるようイラン側に伝えることに期待感を示した。