記事詳細

【高橋洋一 日本の解き方】同日選見送りと増税実施報道… 「外交の安倍」で勝つ思惑も、国民はどんな判断を下すのか (1/2ページ)

 安倍晋三首相が衆参同日選を見送り、消費増税を予定通り実施する方針だと相次いで報じられている。ダブル選や消費増税延期はもうなくなったのか。

 7月の参院選の自民公約中に、消費増税は予定通りと書かれていることが判明したというのが根拠の一つだ。「消費増税は予定通り」と、安倍首相も公言してきたので、これまでの既定路線に変更なしということなのだろう。たしかに、7月の参院選公約をそろそろ確定しないと、もろもろの作業が間に合わなくなるころだ。

 参院選公約と同時並行なのが、政府の骨太方針である。この原案にも「消費増税は予定通り」となっている。これが政府の正式案として閣議決定されるのは6月中下旬である。

 自民党の公約と政府の骨太方針は、これから政府・与党内プロセスを経て正式決定されるが、報道によれば、よほどのことがない限り、粛々と進んでいくようだ。安倍首相がイランから帰国後に決まるだろうが、波乱は今のところ考えにくい。

 国会日程をみても、粛々と会期末までをこなすという日程である。「死んだふり解散」でもなければ、7月21日の参院選の一択になる。

 一時は、参院選での野党共闘もあるので、野党が一緒に組みにくい衆院とのダブル選挙を行うのではないかという考えが優勢の時もあった。その時の解散の大義名分が消費増税の延期ではないかとも言われていた。

 しかし、自民党の判断として、安倍政権での外交成果が大きいので、消費増税反対の野党とも戦えるとの判断になったようだ。

関連ニュース