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【有本香の以読制毒】期待外れだった党首討論… 憲法論議を嫌がる国会議員はバッジ外すべき (2/3ページ)

 特に、憲法審査会が事実上開かれず、憲法論議がまったく前に進まなかったことへの失望は、自民党支持者ならずとも強い。同審査会が設置されて13年が過ぎ、与党は史上初、衆参両院で憲法改正発議に足る3分の2の議席を有している。それでも一向に進まない。

 昨年秋、自民党の有力議員らは「臨時国会では時間が足りないから、来年の通常国会で憲法論議をする」と口をそろえていたが、その口約束は果たされないまま会期末を迎えている。

 「憲法論議は、他の法案審議の何倍も慎重に、全会派の理解を得ながら進める必要がある。さもなければ、国民投票の際に『強引に進めた』というそしりを受け、内容の是非以前のところで否決されてしまう」

 与党幹部らは「進まない」理由をこう釈明する。

 言い訳はもはや聞き飽きた。国の最高法規を議論するという、最も国会議員冥利に尽きることに及び腰でいるのなら、誰であろうが改選時には潔くバッジを外してもらいたい。

 だが、われわれ国民も、そう愚痴ってばかりもいられない。

 世界は激しく変化し、産業構造も大きく変わるなか、日本の少子高齢化は止まらない。しかし、その激流を生き抜き、先人から受け継いだこの日本を子孫に残さなければならない。占領時代の憲法に手足を縛られたまま、座して死を待つわけにはいかない。

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