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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「無題」》「バナナ」がもたらした贈り物 人に迷惑をかけるなではなく、助けを求められたらしてあげられる人に (1/3ページ)

 北海道の赴任生活は約3年半でこの5月、終わった。そんな中、北海道赴任の贈り物、と思えるような出来事が最近、あった。

 5月中旬、都内で開かれた日本筋ジストロフィー協会全国大会に北海道出身の俳優、大泉洋さんが参加してくださったのだ。昨年末に公開された、北海道在住の筋ジストロフィー患者、鹿野靖明さん=平成14年、42歳で死去=の自立生活を笑いと涙で描いた「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」に大泉さんが主演していたことがきっかけだった。

 北海道つながりということで自らも患者であり協会の理事をしている方から手紙を託された。記者と筋ジス協会のつながりは20年を超える。取材がきっかけだったが今は取材を超えてかかわってきた。手紙には彼がいかに映画を見て感動したのか、患者、家族を勇気づけてほしいという思いがせつせつと書かれていた。

 しかし、実現が難しいことは容易に想像がついた。映画の公開は終了している。相手は飛ぶ鳥を落とす勢いの売れっ子の俳優だ。悩んだ末、時々に訪れていたバーで知り合った飲み友達の女性に相談してみた。音楽、芸能アートに造詣が深い彼女ならつながりがあるのではないかと思ったからだった。

 北海道で大泉さんと関係が深い女性をさらに紹介してもらい手紙を託すことにした。読んでもらえるかどうかはわからない。駄目もとだった。大泉さんのメッセージか何かいただけるだけでも患者、家族の方が喜んでくださるのではないかという思いだった。協会には「やれることはした。期待はしないで」と報告した。

 ところがだ。スケジュールが許せば参加したいという回答をぎりぎりにはなったがもらうことができた。

 ご本人だけではなく、監督の前田哲氏も出演するという。ただ情報解禁は完全統制され、参加は会員が対象で、告知もホームページ上数時間のみ。取材は不可だった。