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【桂春蝶の蝶々発止。】「老後2000万円」騒動はプロレスだ 生きていくには『本当のこと』は言わない方がいい (1/2ページ)

 その昔、放送作家の新野新(しんの・しん)さんが「春蝶くん。生きていくには『本当のこと』は言わん方がええのよ」と教えてくれたことがあります。深い言葉です。

 「あなた、ちょっと太った?」という人がいる。事実でも言わなくていいでしょ?(笑)。核心をついてはいけない、キジも鳴かずば撃たれまい…。しかし、その習慣が蔓延(まんえん)しすぎるのもどうでしょうか?

 先日、金融庁の審議会が「人生100年時代」を見据えた資産形成に関する報告書を出しました。この中に「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では、毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ20~30年の人生があるとすれば、不足総額は単純計算で1300万~2000万円になる」との記述があり、絶賛炎上中です。

 一部メディアが「老後資産2000万円不足」などと報じ、参院選前に政府・与党を放火したい(?)一部野党は「100年安心詐欺だ!」「武器は爆買いしているのに」などと大騒ぎをはじめました。

 彼らが騒ぎ立てるのは、プロレスのギミックですかね。「あんなん、タイガージェットシンと上田馬之助みたいなものだ」と、私は思うようにしています。

 これは、とっても大切な年金の話ですので、必要以上に動揺したり、怒ったり、世の中を不安に陥れたりするのは、どうかと思いますよ。

 そもそも、政府は「年金だけで老後生活は安心」なんて、これまで言ってきたことはありませんよね? 公的年金には、20歳以上全員が入る「国民年金」(基礎年金)と、サラリーマンが加入する「厚生年金」があって、受取額が違うのも有名な話です。

 あくまで、年金は「老後の生活設計の柱」であって、年金以外に預貯金などの蓄えが必要なのは常識ですよ。

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