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立憲民主党公約 安定的皇位継承めぐる主張 拙速さ否めず (2/2ページ)

 他の政党はどうか。国民民主党は13日に発表した参院選の公約で「皇籍を離脱せず女性宮家を創設できるよう皇室典範を改正する」と明記した。ただ、そのわずか2日前に男系維持に主眼を置いた皇室典範改正案を発表していただけに、有権者が混乱する可能性は否定できない。

 共産党は女性・女系天皇に賛成の立場だが、皇室典範改正を主導する考えはないとして、公約では触れなかった。

 自民党も「皇位継承は参院選の争点にそぐわない」(政調関係者)として、公約化は見送った。自民党や日本維新の会は、皇位継承のあり方に関する意見集約を急がない考えだ。

 安倍晋三首相は21日、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰するインターネット番組「言論テレビ」に出演。「例外なく男系の継承が維持されてきた。長い歴史を十分に踏まえなければいけない」と述べ、男系の皇位継承が続いた伝統を重視する考えを示した。同時に、天皇陛下が即位を宣言される「即位礼正殿の儀」を10月に控えるため、具体的な検討はそれ以降に着手する意向を明らかにした。

 一方、維新も地に足のついた議論が必要だとの立場だ。維新の馬場伸幸幹事長は12日の記者会見で「他の野党が急な感じで皇位継承について見解を発表しているが、選挙絡みだと思う。維新は選挙と切り離して考えていきたい」と語った。(産経新聞)