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「日米安保破棄」発言の真相は…G20トランプ大統領に要警戒!? 共産・志位氏「安保破棄、結構だ」発言、野党共闘に影響も (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領が、私的な会話で「日米安保条約の破棄」に言及したと米通信社が報じたことが、大きな波紋を広げている。日米両政府とも発言を否定しているが、トランプ氏は以前から「日米同盟は不公平だ」と語っており、本音なら同盟関係を揺るがしかねない。大阪でのG20(20カ国・地域)首脳会合で来日するトランプ氏の発言に要警戒だ。

 「安保条約では米国が日本への防衛義務を負うが、日本に米国を守る義務はない。一方的だ」

 米ブルームバーグの報道によると、トランプ氏はこう語ったという。

 トランプ氏は2016年の大統領選でも「米国が攻撃されても、日本は何もしない」と有権者にこぼしていた。

 ただ、日米安保条約は、米国が日本の防衛義務を負う一方、日本が米国に基地を提供するなど「非対称ながらも双務的」である。アジア太平洋や世界の平和・秩序維持に重要な役割を担っており、現実的には条約の破棄につながる可能性は極めて低い。

 米国務省の報道担当者は25日、「日米関係はかつてなく強固だ」と、安保条約を重視する立場を強調し、トランプ発言の火消しに走った。日本側も、菅義偉官房長官が記者会見で「『米政府の立場と相いれない発言だ』との確認を受けた」と述べ、報道を否定した。