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【高橋洋一 日本の解き方】年金問題で現役世代の注意点 「ねんきん定期便」で受給額をチェック 現状の制度でも利便性ある (1/2ページ)

 年金問題をめぐっては、「老後2000万円」という数字のほか、マクロ経済スライドや5年に1度の財政検証などが話題になっているが、重要なのは、個人としてどう対応するかである。

 そのためには、自分の年金に関する情報をきちんと理解しておく必要がある。

 まずは、「ねんきん定期便」を確認しよう。これは、かつての「消えた年金」問題の再発防止のために2009年4月から本格的に始まったものだ。

 「消えた年金」について調べてみると、厚生年金の割合が多かった。なかでも、給料として天引きしたものを、会社側が旧社会保険庁に納付していなかったものが多かった。退職間近になって年金支給を受けるため旧社保庁を訪れると、年金保険料が納付されていないことに気がつくというわけだ。

 そこで、社会保険料納付のために国から「レシート」を出すということで、ねんきん定期便が作られた。筆者は第1次安倍晋三政権においてこの担当をしていたので、海外の類似制度から、ねんきん定期便の実施を進言した記憶がある。その際、一定年齢以上には将来の年金見込み額も合わせて記載することとした。

 ねんきん定期便には、年金当局が受給権者の住所をしっかり把握するという役割もある。ねんきん定期便が届かないと、住所を年金当局が把握していない可能性があるので、すぐ連絡する必要がある。

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