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中国、チベット人への新たな「人権侵害」発覚!? 寺院から僧侶追放、共産党賛美教育を強制… チベット出身・拓殖大教授が激白「日本はG20で明確な態度を」

 チベット人への、新たな人権侵害情報が寄せられた。寺院から多くの僧侶や尼僧を追放し、共産党賛美教育が強制されているというのだ。「自由」「民主」「法の支配」を死守しようとする香港の大規模デモを受け、世界の耳目が「中国の人権問題」に集まるなか、大阪でのG20(20カ国・地域)首脳会合に期待する声がある。

 「仏画の代わりに、習近平(国家主席)と毛沢東(主席)の絵を掛け軸にして拝むことを強制したり、戒律に反して男性僧侶と尼僧を同じ施設に住まわせたり、肉を食べさせたりしている」

 チベット出身で、拓殖大学国際日本文化研究所教授を務めるペマ・ギャルポ氏は、脱出した同胞による情報をこう語った。

 これは四川省チベット族自治州の標高約4200メートルの高地にあるチベット圏最大級の寺院「アチェンガル」の出来事という。以前は、約1万5000人もの僧侶や尼僧が暮らしていたが、共産党政府は最近、軍隊を駐留させ、多くの人々を追い出したという。

 抵抗した人は施設に入れられ、共産主義の勉強や戒律に反した生活を強制されているとされる。

 香港で発生した大規模デモを受け、中国の人権問題が注目されているが、中国外務省の張軍次官補は24日、「G20で香港問題を議論することは許さない」と脅した。

 ペマ氏は「安倍晋三首相は、民主主義や自由主義など、普遍的価値観を共有する諸国との連携を訴えている。チベット、ウイグルなどの人々も、同じ民主主義や自由のありがたさを共有する権利があってもいいはずだ。自由主義社会のリーダーとして、日本がG20で明確な態度を示すことが大切だろう」と語った。

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