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【有本香の以読制毒】安倍首相はG20で習氏に「ウイグル・香港問題」突きつけよ! トランプ氏「日米安保見直し」も憲法改正への号砲代わりに… (1/2ページ)

 平成から令和へと御代をまたいで開催されていた通常国会が、悲惨な状態のまま閉幕した。結局のところ、国家の針路についての実りある論戦も憲法議論も聞かれずじまいだった。SNSに「ありがとうございました!」と明るく閉会御礼の投稿をする議員たちを冷たく見ている有権者も少なくないことだろう。

 そして、今週末、大阪でG20(20カ国・地域)首脳会合が開催される。日本でのG20開催は史上初、規模も史上最大級で世界から3万人が大阪に集結するという。接遇や警備に携わる皆様のご苦労を思い、全日程の無事終了を祈りながら、やはり気になるのは中身、何が話されるのかである。

 あらかじめ挙げられている議題とは別に筆者が最も注目するのは、中国に関することだ。果たして、日米欧の首脳は、習近平国家主席に「香港の自由」や「ウイグル人の人権」の問題を突きつけられるか否かである。

 特に、ウイグル問題に関していえば、安倍晋三首相は2012年、自民党が野党だったころに発足した「日本ウイグル友好議員連盟」の最高顧問である。

 安倍首相は第1次政権後の08年、来日した胡錦濤国家主席(当時)に対し、中国当局に拘束されていた在日ウイグル人の解放を求めたこともある。結果は100%満足いくものではなかったが、日本国元首相としての矜持を見せた出来事だった。

 今回は現役首相として、しかも世界の首脳のなかで最も経験豊富・練達な一人とされる安倍首相が、習氏にどう迫るのかが見ものである。ぜひとも、「価値観外交」の本領発揮を、と願っている。

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