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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】G20で米中対立の“核心”があらわに 貿易問題から「自由」「独裁」かけた戦いへ (1/3ページ)

 大阪でのG20(主要20カ国・地域)首脳会合が28日、2日間の日程で始まった。今回のG20は、米国と中国の対立、イランや香港情勢など、今後の世界を左右する歴史的会議になる。

 とりわけ米中対立は、これまでオブラートに包まれていた問題の核心があらわになる「真実の瞬間」を迎えるだろう。安倍晋三首相にとっては、世界に日本の存在感を示す最高の舞台になるに違いない。

 ドナルド・トランプ米大統領と、中国の習近平国家主席は、G20の合間を縫って会談する見通しだが、貿易面に限ってみても、合意が成立する見通しは立っていない。

 それどころか、トランプ氏は首脳会談で「香港問題」を取り上げる見通しだ。中国は「純粋に内政問題だ」と反発しているが、米国が香港デモを俎上(そじょう)に乗せれば、米中対立は様相が一変する。

 なぜかといえば、香港の議論を始めた瞬間に、習氏は「中国に『自由』や『民主主義』『人権』『法の支配』はあるのか」という問いに直面するからだ。

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