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村上春樹氏、ホントに今度こそ!? ノーベル文学賞候補「8人に絞られた」 2年ぶりの賞選考委員長が語る

 ノーベル文学賞選考委員会のアンデシュ・オルソン委員長が28日までにストックホルムで共同通信と会見し、選考主体のスキャンダルにより昨年は授与が見送られ、今年10月に2018年と19年の受賞者が2人同時に決まる文学賞について「8人に絞られている」と明らかにした。

 村上春樹氏への栄誉が期待される日本人候補に関しては「選考は最初に170~180人の候補を選んでから長い過程を経る。その中に日本人がいたと断言できる」と語った。

 一方で、8人に含まれているかどうかは明言しなかった。

 文学賞が2年分合わせて発表されるのは1950年以来。オルソン氏は「(受賞者2人の)調和が取れていなければならない。例えば、同じ分野の文学にならなかったり、男女に分かれたりするなどだ」と強調した。

 文学賞の将来像に関しては「世界文学は広がっている。アフリカなど、受賞者が多く出ていない地域の文学に目を向けなければならない」と語った。

 現在の選考委は9人で構成。文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーの会員は4人、外部有識者が5人。外部有識者のうち3人は女性という。

 オルソン氏は「選考委には若い世代の価値観が反映され、現代文学との強固な接点が重要だ」と指摘した。

 アカデミーでは17年、会員の1人だった女性の夫の著名写真家による暴行やセクハラ問題が発覚。トップの当時の事務局長らメンバーが相次いで辞任する事態となった。

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