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米朝“電撃会談”全舞台裏 金正恩氏の窮地を救ったトランプ氏 孤立する韓国・文政権 (3/3ページ)

 注目の拉致問題はどうなりそうか。

 安倍晋三首相は6月30日夜、インターネット中継動画サイト「ニコニコ動画」の党首討論会に出席し、「今日、米朝首脳会談が行われた」と指摘したうえで、拉致問題について「最後は、私が正恩氏と向き合って解決しなければならないという決意だ」と述べ、日朝首脳会談の実現に改めて強い意欲を示した。

 トランプ政権は「非核化」に向けた米朝交渉は進めるが、北朝鮮への大規模な経済支援をする気はない。その役割は、日朝平壌宣言を結んだ日本が果たすことになる。この大前提が「拉致問題の完全解決」であり、今後の日朝の水面下交渉が注目される。

 一方、今回の電撃会談で明確になったのは、韓国・文政権の孤立化だ。

 トランプ氏が、正恩氏に招かれて米国の現職大統領として初めて38度線を越えて北朝鮮の地を踏んだとき、文大統領は一歩退いて様子を見守っていた。約50分間の首脳会談も、トランプ氏と正恩氏だけで行われた。

 朝鮮日報(日本語版)は6月30日夜、「史上初の板門店での米朝首脳会談で『脇役』に徹した文大統領」と報じたが、日米情報当局関係者は次のように語った。

 「韓国は会談場所を提供しただけだ。北朝鮮の朝鮮中央通信が先月末、『韓国が口出しするな!』と報じたことが、特徴的だ。文氏は『脇役』というより外されていた。世界がこの真実を知っている」

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