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「プラごみは燃やせ」は暴論か正論か 中部大・武田特任教授が提唱、東京23区は「可燃」分別で実践 (2/2ページ)

 「プラスチックはどんどん燃やせばいい。燃やさないから、処理しきれなかったプラごみが海洋ごみとなる。ダイオキシンが出て環境に悪いという学者もいるが、今は高温で燃やす焼却炉もあるため問題はない。そもそもレジ袋は体積が小さいので減らしてもほとんど意味がない」

 武田氏の考えを実践しているといえるのが東京都だ。09年3月から東京23区すべてでプラごみを可燃ごみに分別している。焼却の際に熱エネルギーを回収・利用できるサーマルリサイクルを活用できることや、埋め立てる最終処分場が限られていることが理由だ。

 環境問題に関するウェブメディア「エコトピア」などに記事を執筆するジャーナリストの杉本裕明氏は、「都の取り組みのように燃やせばコストが安く、高温であれば害が少ないともいわれるが、塩化ビニールを大量に燃やすため、施設の痛みが早くなり、結局は修理・保全でコストがかかることになる。一度正確なコストを試算する必要はあるが、東京都も世界的な動きに合わせる必要があるだろう」と見解を示す。

 都も4月の廃棄物審議会の中間答申では、使い捨てプラスチックの削減やバイオマスの利用促進などを掲げている。学者や有識者の間でも意見が分かれるだけに解決も簡単ではなさそうだ。

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