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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】中国英字紙「日中首脳会談」報道に見る習政権の思惑 「人権」に触れず「拉致問題」には協力的 (1/2ページ)

 大阪G20(20カ国・地域)首脳会合のメディアセンターで、この原稿を書いています。国際会議のプレスセンターでは、その国の新聞が無料配布されることが多く、「地元では、どう報じているのか」を見ると、自分たちとは視点が違うので面白いんです。

 今回は日本の新聞だけでなく、英字紙も複数ありました。ジャパンタイムズや、フィナンシャル・タイムズと並んで幅を利かせていたのがチャイナデイリー。その名の通り、中国の英字紙です。

 6月28日の1面トップは、安倍晋三首相と、中国の習近平国家主席が前日行った日中首脳会談で、わざわざ、「習氏訪問特別号」と銘打っていました。読んでみると、なかなか興味深い。

 今回の首脳会談では、日中関係が正常軌道に戻り、「日中新時代」を切り開いていく決意を共有するとともに、安倍首相が、習氏に来春、国賓として再来日するよう招請し、習氏が受け入れたのがトピックでした。

 ただ、1つ欠けている要素があるんです。「人権」についてです。

 安倍首相は、香港の学生らが撤回を求めて大規模デモを行った「逃亡犯条例」改正案の問題や、チベット、ウイグルの人権状況を踏まえ、「自由」「人権の尊重」「法の支配」という国際社会の普遍的価値が保障されることの重要性を指摘しました。が、同紙には言及は一切なし。

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