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【富坂聰 真・人民日報】「逆風」ファーウェイの強み 中国、アフリカで堅固な足場 (1/2ページ)

 G20大阪での米中首脳会談を経てファーウェイ(華為技術)への逆風は若干緩む見通しだが、今週も同社が直面した問題に触れていきたい。

 欧米のハイテク企業のサポートを失い、グーグルマップやユーチューブ、Gメールの使えないスマホが先進国で売れるのか、と問われれば明らかに不利だ。さらに端末の大本である半導体の問題もクリアしなければならないかもしれないのだ。ただ事ではない逆風だ。

 ただ、一つ注意すべきことは、こうした問題のほぼすべてが端末へのダメージだということだ。

 あらためて言うまでもないことだが、アメリカが問題視して、その覇権を阻止したかったのは、ファーウェイの「5G(第5世代移動通信システム)」の通信設備の独占であった。そして現在までに、そこへのダメージは限定的といってよいものだ。

 よしんばファーウェイの端末がいま、すべてこの世界から消えた--後述のように、現実的な話ではないのだが--としても、規模を縮小して通信設備の事業を残すことはできるのだろう。ファーウェイの「5G」通信網支配は、減速することはあってもなくなることはない。そういう話だ。

 そのことを前提としてここからは2つの視点からアプローチしたいのだが、まずは端末の未来から見ていこう。

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