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【参院選2019】“ポスト安倍”めぐり仁義なき戦い…広島選挙区で「菅vs岸田」代理戦争勃発! 自民党の狙いは「2議席独占」だが… (1/2ページ)

 広島選挙区(改選定数2)は、与野党から複数候補が出馬予定だが、自民党が6期目に挑む溝手顕正(けんせい)氏と、新人の元広島県議、河井案里(あんり)氏を擁立したことが、最大の注目だ。この戦い、「ポスト安倍」をめぐる、岸田文雄政調会長と、菅義偉官房長官による“仁義なき代理戦争”の様相も呈している。

 「1日30回も街頭に立ち、何をやるかを県民の皆さまに訴えているのです。河井案里を広めてください!」

 安倍晋三政権の危機管理を担当して、日々多忙な菅氏は6月22日、広島市での街頭演説にわざわざ駆け付け、約5000人の聴衆に向けて、河井氏をこうアピールした。

 この姿を見て、自民党県連幹部は「地元県連は、この街頭演説はノータッチだ」と語った。

 不協和音とも思える現象は、なぜ起きたのか。

 広島選挙区は宏池会(岸田派)の牙城だ。派閥領袖(りょうしゅう)の岸田氏を筆頭に、宏池会は広島に国会議員6人(衆院比例含む)をそろえる。中でも、溝手氏は自民党参院会長や国家公安委員長を務め、岸田派最高顧問という重鎮。自民党候補1人なら楽勝だった。

 だが、2013年参院選と16年参院選で、自民党候補はともに、野党の当選候補にダブルスコアの大差で勝利していた。つまり自民党は2議席獲得が可能なのだ。党本部主導で河井氏が2人目に選ばれた。

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