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【参院選2019】“ポスト安倍”めぐり仁義なき戦い…広島選挙区で「菅vs岸田」代理戦争勃発! 自民党の狙いは「2議席独占」だが… (2/2ページ)

 一部県連の不満に対し、党本部関係者は「二階俊博幹事長と、甘利明選対委員長らが過去の選挙を分析して、『広島は2議席可能』と判断した。『溝手イジメ』『世代交代』といった発想は邪推だ」と反論した。

 県連関係者は懸念するのは、1998年参院選の二の舞いだ。

 自民党は奥原信也氏(宏池会)と、亀井郁夫氏(志帥会)の2人を擁立したが、奥原氏が落選し、亀井氏が当選した。

 地元関係者はいう。

 「河井氏は、安倍晋三首相を支える派閥横断型の政策グループ『きさらぎ会』幹事長を務める河井克行総裁外交特別補佐の妻。同会は菅氏が深くかかわる。広島での選挙結果は、岸田氏と菅氏の『ポスト安倍』争いにも影響が出そうだ」

 これに対し、前出の党本部関係者は「そんな雑音は無視して、『2人当選』を目指すべきだ。うまくいけば、地元の岸田氏は『ポスト安倍』の筆頭に立てる」と語る。

 野党陣営では、国民民主党の現職、森本真治氏が無所属で出馬する。国民民主党と立憲民主党などから推薦を得た。

 狙い通りに、自民党が2議席独占できるのか。不協和音の間隙を縫って、野党が漁夫の利を得るのか。(ジャーナリスト・田村建雄)

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