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大阪にラストサムライ!? 訪日観光客に人気、日本文化広める「殺陣教室」 (1/2ページ)

 時代劇や芝居の中で演じられる殺陣(たて)の教室が訪日観光客から人気を集めている。大阪市の一般社団法人「日本殺陣道協会」が開催する「侍・忍者体験」は、衣装を着て立ち合いを楽しめ、街中でできる本格的な日本の文化体験として好評。これぞクール・ジャパンと大にぎわいだ。

 大阪市の繁華街・心斎橋近くのビル一室に6月下旬、米国からのツアー客16人が訪れた。最初は構えや刀の振り方など基本の練習。羽織はかま姿の講師が「けさ斬り」や「脇構え」の手本を見せ、英語で解説する。客は見よう見まねでぎこちなく模造刀を振った。

 その後、侍や忍者の衣装に着替えると、写真を撮り合って一気に気分が盛り上がってきた様子。講師が本格的な斬り合いを披露した後、客も2人一組で発表することに。「刀を抜け」。効果音や音楽も入り、侍になりきって刀を振る。威勢の良い掛け声や倒れ込む演技には大きな拍手と歓声が上がった。

 家族と参加したケイトリン・フィンバーグさん(16)は「とても興奮した。難しかったけど、着物も着られてうれしい」と満足そうだった。

 同協会は2004年、テレビ関係の人材を育てる専門学校を運営していた八木哲夫会長(71)が大阪市で設立。専門学校で殺陣師を招いた講座が人気だったため、定年を機に立ち上げた。普段は役者などをする約20人が指導し、各地のイベントやショーにも参加している。日本人の高齢者や女性向けの講座もある。

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